カモメ

他チームを吸収した横浜マリノス

横浜マリノスは日産自動車のサッカー部を前身とするJリーグのチームです。オリジナル10と呼ばれる、Jリーグスタート時の10チームの中の1チームであり、Jリーグの開幕戦でヴェルディ川崎と試合をして勝利した、つまり、リーグ史上初の勝利チームという名門チームです。

それだけに数々の名選手を輩出しています。たとえば、プレースキッカーの名手である木村和志、同じく中村俊輔、ディフェンダーの中澤佑二、キーパーの川口能活など、日本代表でも活躍した選手が数多くいます。

現在、マリノスの球団名は横浜F・マリノスとなっていますが、なぜFという文字が入ったのかというと、横浜フリューゲルスを吸収したからです。フリューゲルスもJ1のチームでしたが、親会社の経営難で存続が難しくなりました。

そのため、本拠地が同じ横浜であるマリノスが手をさしのべる形で合併したのです。日本代表監督を勤めた岡田武史が率いていた時代にはリーグ二連覇を達成し、リーグスタート時から一度もJ2に落ちることなく、上位争いをしています。

現在はチームのレジェンドと言える中村俊輔が海外から戻ってきて、同じくチームの顔である中澤佑二と引っ張り、リーグ内で名門の存在感を放っています。